製品情報
スクリューバイアル
アンプルとは、注射剤を入れる容器の一つで、日本薬局法では密封容器に分類されます。その中で、アンプルはホウ珪酸ガラス(ホウ珪酸-硬質ガラス)で製造されたもので、薬液充填後にアンプルの先端をガスバーナー等で溶閉して保存します。
注射容器の中で、最も安価で密閉性の高い容器に位置付けられています。
更に、ホウ珪酸ガラス(ホウ珪酸-硬質ガラス)は、医薬品成分の吸着がほとんどなくガラス成分からのアルカリ成分がわずかであり、薬液との反応が少ないのが特徴です。もちろん、酸素などのガス透過性もありません。
当社スクリューバイアルの特徴
岩田硝子工業(株)では、ホウ珪酸ガラスを使用してバイアルを製造し、約100年にわたり培ってきた技術をいかして、高品質かつ耐熱性、耐衝撃性、耐薬剤性に優れたガラスバイアルを製造いたします。岩田硝子製のバイアルは、縦式成型機と横式成型機を有しており製薬会社様のご希望の成型機で製造致します。岩田硝子工業は、独自の成型技術で縦式成型機のスタンダード品で低アルカリ処理を実現し日本薬局方(JP),米国薬局方(USP),英国薬局方(EP)に対応を可能とし更なる低アルカリ処理 低吸着処理であるIRAS処理やシリコート加工(二酸化ケイ素被膜コート),サルファー処理,塩酸処理,シリコン加工を可能としております。また、洗浄 滅菌済バイアルの供給も可能としております。凍結乾燥製剤のライン搬送上でゴム栓が抜け落ちてしまうポップアップ現象を抑えるためにバイアル口にCS形状や逆テーパ形状などにすることでポップアップ現象を抑える加工が可能です。また、バイアル口をネジ口瓶に変更して製造することも可能です。


特殊加工
薬剤によってはアンプル容器内のガラス表面から溶出するアルカリ成分(ホウケイ酸ガラス素材に含まれる Na,Al,Si etc…)と反応して、力価に影響を及ぼすことがあります。岩田硝子工業(株)では、独自の低アルカリIRAS や、シリコート加工(二酸化ケイ素被膜コート)、サルファー処理(ブルーム)、塩酸処理、シリコン加工をすることで、低アルカリや低吸着加工を実現し、お客様のニーズにお応えします。
まずは、ご相談ください。
アンプルの成型工程
製品ギャラリー
仕様
容量 (ml) |
全長 (mm) |
胴長 (mm) |
胴径 (mm) |
玉径 (mm) |
絞り径 (mm) |
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1 | 68.0±1.5 | 29.0±0.6 | 10.2±1.2 | 7.3±0.5 | 5.9±0.5 |
2 | 76.0±0.5 | 31.6±0.8 | 12.5±0.2 | 7.0±0.6 | 5.9±0.5 |
3 | 84.0±1.0 | 40.0±0.7 | 12.5±0.3 | 8.8±0.6 | 6.8±0.5 |
5 | 99.0±2.0 | 52.0±1.0 | 14.4±0.3 | 8.5±0.8 | 7.0±0.7 |
10 | 102.0±1.0 | 62.0±1.0 | 17.7±0.2 | 9.5±0.5 | 7.5±0.5 |
20 | 116.0±3.0 | 63.0±1.0 | 24.5±0.5 | 12.0±1.5 | 10.0±1.0 |