用語集
はかる・計測・計量・測定・度量衡
言葉 | 意味 | 備考 |
はかる | 仕上げようと予定した作業の進捗状態を数量、重さ、長さについて見当をつける | 広辞苑より |
はかる | (計・量・測)物の数量、または時間の度合を一定の単位と比較して確かめる | 日本国語大辞典より |
はかる | 秤、枡(ます)、ものさし、時計などの計器で測定する。計量、計算する | |
計測 | 器械を使って、数、量、長さ、重さなどをはかること | |
計量 | 長さや重さなど物の数量をはかること、分量、目方をはかること | |
測定 | 計器や装置を用い、ある現象を特徴づける数量を読みとること | |
度量衡 どりょうこう | 長さと体積と重さ |
JISでは上記の言葉の定義をはっきりさせる為に下記のように定義されています。
用語 | 定義 | 備考 |
計測 | 特定の目的をもって事物を量的にとらえる為の方法、手段を研究し実施し、その結果を用い所期の目的を達成させること 備考:公的に取り決めた測定標準を基礎とする計測を計量ということがある | JIS Z 8103 |
測定 | ある量を基準として用いる量と比較し数値または符号を用いて表すこと | JIS Z 8103 |
また、JIS 8103では計測に関した言葉についても下記の様に定義している。
用語 | 定義 |
かたより | 測定値の母平均から真の値を引いた値 |
ばらつき | 測定値のおおきさがそろっていないこと。または不揃いの程度 |
測定値 | 測定によって求めた値 |
正確さ | かたよりの小さい程度備考:推定したかたよりの限界の値で表した値を正確度 |
精密さ | ばらつきの小さい程度備考:ばらつきを標準偏差またはその指定した倍数で表した値を正確度 |
精度 | 測定値の表す値または測定結果の正確さと精密さを含めた総合的な良さ |
誤差 | 測定値から真の値を引いた値 |
真度 | 真の値からのかたよりの程度 |
2-1.単位とは?
国語辞典で調べると単位は下記の意味である。(国語大辞典(新装版)小学館)
長さ、重さ、量などの数量を計算するときの基準となるもの。また、その数値。長さのメートル、重さのグラムなどの類。
「はかる」ということは同じものを複数つくる必要があってはじめて必要になるもので自分で全てのものをつくり、使用していた場合は必要ではない。
長さ、重さ、容積の物々交換が発達するまでは無用なものであった。物つくりの分業体制ができるようになって必要となった道具であり、他の品物と比較することができる便利な道具となっています。
2-2.現在の単位の基準
「地球の子午線の赤道から北極までの100万分の1」と決めたのが最初です
(メートル原器作成)
【長さの基準】1mの定義
1960年:86Kr原子のだいだい色スペクトルの真空中における波長の1650763.73倍を1メートルとする。
1983年:光の速さ(真空中)を基準にするようになった。
【質量の基準】1Kgの定義
1790年、質量の基本単位「キログラム」は「約4℃で最大密度にある純水の1デシ立方メートル(1辺が10cmの立方体)の質量」と定義され、その後これに基づき、白金90%、イリジウム10%の合金製で、直径39mm・高さ39mmの円柱形の「国際キログラム原器」が作られました。
この国際キログラム原器はフランスの国際度量衡局に保管され、これと同形状・同材質のキログラム原器が40個作られ、世界各国に配られ、各国の質量単位のモトとなるキログラム原器となりました。日本のキログラム原器は№6で、茨城県つくば市の通商産業省工業技術院計量研究所に保管され、約30年毎に故郷であるパリの国際度量衡局の国際キログラム原器と比較され、値付けされています。
【時間の基準】
「1日を24等分したものが1時間。1時間を60等分したものが1分。1分を60等分したものが秒」
1967年:「セシウム133の特定放射の9192631770周期分の時間」
【温度の基準】セッ氏温度(セルシウス温度) 単位記号:℃
(「摂氏」はスウェーデン人セルシウス(A=Celsius)の中国語表記「摂爾思」から)温度を計る単位の
一つ。一気圧における水の氷点を零度、沸点を一〇〇度とし、その間を一〇〇等分した温度目盛り。氷点以下や沸点以上の温度も同じ目盛り間隔にしてある。記号℃一七四二年、セルシウスが提唱した。
1990年に定められた温度定義では、17個の温度定点が与えそれを元に基準をきめています。
変更理由: 零点、沸点の値が不変的でないために変更を行いました。
例として、1990年での「1気圧下の水の沸点は、約99.974℃であり 現在の温度目盛りでは、水の沸点は100℃ではありません。
【絶対温度】(熱力学的温度,ケルビン温度) 単位記号:K 呼び名:ケルビン
摂氏マイナス273.16度を零度とし、摂氏と同じ温度単位をもつ温度系。記号/ ゼロ/の温度では物質を
構成する原子分子の熱振動はすべて静止する。従ってゼロ/以下の温度は存在しない。
3.SI単位系
SI (Systeme International d’unite) 国際単位系。度量衡の標準単位系で、旧[MKS]単位系をもとに、次のような単位を基本として組立てた単位系のこと。1960年に国際度衡量総会で採択されました。
・SI基本単位:
量 | 名称 | 記号 | 定義 |
長さ | メートル | m | メートルは,1/299 792 458秒の時間に光が真空中を伝わる行程の長さ |
質量 | キログラム | kg | キログラムは質量の単位で,国際キログラム原 器の質量 |
電流 | アンペア | A | アンペアは,真空中に1m間隔で平行に置かれた ,無限に小さい円形断面の無限長の2本の直線導体のそれぞれを流れ、この導体1メー トルごとに2×10-7ニュートンの力を及ぼし合う不変電流2×10-7ニュートンの力を及ぼし合う不変電流 |
熱力学温度 | ケルビン | K | ケルビンは,水の三重点の熱力学温度の1/ 273.16の温度 |
物質量 | モル | Mol | モルは、0.012キログラムの炭素12の中に存在 する原子の数と等しい数の構成要素を含む系の物質量 |
光度 | カンデラ | Cd | カンデラは,周波数540×1012ヘルツの単色放 射を放出する光源の,放射強度が1/683ワット毎ステラジアンである方向の光度 |
・SI 補助単位:
量 | 名称 | 記号 | 定義 |
平面角 | ラジアン | rad | 円の中心から,半径の長さに等しい弧を切り取る平面角 円の一周 = 2π rad = 360度 = 400グラジアン(grad) radと度の換算には57.29577951308232を乗除すれば良い |
立体角 | ステラジアン | sr | 球の中心を頂点とし,半径を1辺とする正方形の面積に等しい面積を球の表面上で切り取る立体角 球の表面積は 4πr^2 であるから、全球面は 4π srになる |
・基本単位を用いて表現されるSI 組立単位の例:①
量 | 名称 | 記号 |
面積 | 平方メートル | m2 |
密度 | キログラム毎立方メートル | kg/m3 |
速さ | メートル毎秒 | m/s |
・基本単位を用いて表現されるSI 組立単位の例:②
量 | 名称 | 記号 |
電流密度 | アンペア毎平方メートル | A/m2 |
線膨張係数 | 毎ケルビン | K-1 |
モル濃度 | モル毎立方メートル | mol/m3 |
輝度 | カンデラ毎平方メートル | cd/m2 |
・固有の名称をもつSI 組立単位:
量 | 名称 | 記号 | 他のSI単位による表現 |
周波数 | ヘルツ | Hz | |
力 | ニュートン | N | |
圧力,応力 | パスカル | Pa | N/m2 |
エネルギー,仕事,熱量 | ジュール | J | N・m |
工率,放射束 | ワット | W | J/s |
電気量,電荷 | クーロン | C | |
電位,電圧,起電力 | ボルト | V | W/A |
静電容量 | ファラド | F | W/A |
電気抵抗 | オーム | Ω | V/A |
コンダクタンス | ジーメンス | S | A/V |
磁束 | ウエーバ | Wb | V・s |
磁束密度 | テスラ | T | Wb/m2 |
インダクタンス | ヘンリー | H | Wb/A |
セルシウス温度 | セルシウス度 | ℃ | |
光束 | ルーメン | lm | |
照度 | ルックス | lx | lm/m2 |
・SI 接頭語:
SI 単位の量の種類によっては、単位の大きさが常用される大きさと比較して極めて大きい量や小さい量が発生する。このため、10の整数乗倍で表せるように、SI 接頭語を定めてあります。
単位に乗じる倍数 | 名称 | 記号 | 単位に乗じる倍数 | 名称 | 記号 |
10 18 | エクサ | E | 10-1 | デシ | d |
10 15 | ペタ | P | 10-2 | センチ | c |
10 12 | テラ | T | 10-3 | ミリ | m |
10 9 | ギガ | G | 10-6 | マイクロ | μ |
10 6 | メガ | M | 10-9 | ナノ | n |
10 3 | キロ | k | 10-12 | ピコ | p |
10 2 | ヘクト | h | 10-15 | ファトム | f |
10 | デカ | da | 10-18 | アト | a |
簡易品質用語集
ISO | Internatinal Organaition for Standardization | 国際標準化機構 |
アイドル・タイム | idele time | 休業、休憩、手待ち、または何らかの事故などで、生産設備が正常に稼働してない時間 |
後手管理 | forestalled management | 不良が発生してから対策、処置をすること |
アクション | action | 処置をとること |
アフターサービス | after-sale service | 販売した商品の保守、修理を一定期間、無償、有償で提供すること |
アベイラビリティ | availability | 可用性、、つまりシステムの壊れにくさのこと、(故障してもすぐ直ることも含む) |
R管理図 | R chart | 工程のバラツキを範囲によって管理する為の管理図 |
アロー・ダイヤグラム | arrow diagram | 新製品開発計画を矢線図を用いて改善策を見つける為の手法 |
安全スローガン | safety slogan | 一般作業者に安全の意義付けを植え付ける目的で掲げる標語のこと |
安全ルール | safety rule | 安全を確保する為に遵守べき規則のこと |
育成 | training | そだてあげること |
維持 | maintenance | 現状の状態を保つこと |
異常原因 | abnormal cause | 工程の状態になんらかの異常が発生した時、その原因をいう |
異常値 | outlier | 同一条件下で得た一組の測定値で同一集団に属するもの |
因子 | factor | 実験時に多くのバラツキの原因の中から取り上げたバラツキの原因 |
受入検査 | acceptance inspection | 製品を受け入れた時に行う検査 |
AOQ | average outgoing quality | 平均出検品質のこと |
AOQL | average outgoing quality limit | 平均出検品質限界のこと |
AQL | acceptable quality level | 合格品質水準 |
エージング | aging | 製品を一定期間、動作させて初期故障の除去をおこなうこと |
SQC | Statistical quality control | 統計的品質管理 |
SPC | Statistical Process Control | 製品を安定して生産するために管理図などの統計的手法を用い |
Xbar管理図 | Xbar chart | 計量特性値の平均値の変化を見るXbar管理図を用いて工程を製造工程を管理する技法 |
ABC管理 | A-B-C control | 重点管理のこと、金額、件数の占有率が高い項目を優先的に管理をおこなう |
FMEA | Failure mode and effects analysis | 故障モード影響解析,製品の構成要素の故障モードとその上位アイテムへの影響を解析する技法 |
FMS | Flexible manufacturing system | フレキシブル生産システム,多品種少量生産に対応した生産方式のこと |
F コスト | Failure cost | 失敗コスト,工程内不良品、手直し品、リーワーク費、等のこと |
FTA | Fault tree analysis | 欠陥の木解析、故障の原因を大まかな段階から順々に小さい段階に追究、分解していく方法 |
MTTF | mean time to failure | 非修理アイテムの故障寿命平均値 |
MTBF | mean time between failures | 修理系アイテムの故障間の動作時間の平均値 |
LCL | lower control limit | 中心線の下方にある管理限界線の事。 |
OC曲線 | Operting characteristic curve | 検査特性曲線のこと。 |
オートメーション | automation | 機器、調整、制御、管理、あるいは情報処理などを、人間に代わって自動的に行なう機械装置 |
OA | office automation | パソコン等を利用して事務作業の効率化を行うこと |
OJT | on-the-job training. | 実際の仕事を通して先輩や上司などから教育・訓練を受けること |
オペレーション・リサーチOR | operations research | 体系の運営に関して起こる種々の問題を科学的、数学的に解決するための具体的な研究 |
稼働率 | operation rate | 設備、装置が稼動している能率のこと |
稼働ロス | operation loss | 設備、装置の故障、修理等による損失のこと |
解決 | solution | 問題などをうまく処理すること。また、それがかたづくこと。 |
改善 | improve | 問題を解決、対策して良い方向に進めること |
外観検査 | products appearance inspection | 品質の外観についてんその出来映えの良否、等級を判定する検査 |
回帰分析 | regression analysis | 原因と結果の関係を図、数式によって求め分析していく方法 |
外注管理 | subcontracting management | 自社の製品を別会社にて委託加工する際に発生する管理のこと |
確率 | probability | ある事象の起こりやすさの尺度 |
解析 | analysis | 不良の原因を分析して原因を突き止めること |
過剰品質 | excessive quality | 要求以上の品質特性を備えた商品をさす |
かたより | bias | 推定量の分布の中心と真の値との差 |
金型 | metallic mold | プラスチック成形に用いる金属製の型 |
完成品検査 | finished goods inspection | 製品検査のこと |
感度 | sensitiveness | 計測において入力(測定量)の単位変化量に対応した出力の変化量 |
ガントチャート | gantt chart | 日程管理図表の一種 |
官能検査 | sensory test | 人の感覚を用いて品質特性を判定する検査のこと |
管理項目 | control point | 製品の品質を保持するために管理の対象として取り上げた項目 |
管理項目一覧表 | control item table | 工程を管理する際誰が、何時、何処で、何を管理するかを具体的に |
管理図 | control chart | 工程が安定な状態にあるかどうか「を調べる為に用いる図のこと |
環境管理 | environment control | 大気,水質,自然環境などを将来にわたって守り,適切に利用していくための管理のこと |
間接 | indirectness | 直に自らの手で仕事せずに間に仲介役を設けて作業、仕事を行うこと |
かんばん方式 | KANBAN system | トヨタ生産方式の重要な手法、看板を用いて目で見える管理をおこなう |
完成品 | finished goods | 最終的に生産された製品のこと |
管理サークル | management cycle | 管理活動を計画、実施、確認、処置の4つのステップで推進していく |
関連図法 | relation diagram | 要因間の因果関係を図示することにより問題を視覚化し解決の糸口を見出すための手法 |
規格 | technical standard | 寸法、形状、品質などについて定められた標準。標準規格 |
機械 | machine | 動力装置をつけて作業をするもの |
協力工場 | cooperation factory | 製品の一部を生産して貰っている工場のこと |
記録 | record | 書面等にデーター等の事項を記すること |
規格限界 | specification limit | 許容できる規格の限界値のこと |
技術標準 | technical standard | 製品規格に見合う品質を作り出すために物、設備、方法、人、測定等についての技術情報を盛り込んだ標準書のこと |
きつい検査 | tightened inspection | 調整型抜取検査にて工程平均がAQLより悪いときにロットの判定基準を厳しく行う検査 |
QC | Quality control | 品質管理のこと |
QC監査 | quality control audit | 品質管理体制を監査、診断すること |
QC工程図 | quality control process chart | 工程を管理する際誰が、何時、何処で、何を管理するかを工程順に分かりやすく図示したもの |
QCサークル | QC circle | 同じ職場で品質管理活動を自主的に行う小グループのこと |
QCストーリー | QC story | 問題を解決する為の基本的な手順。テーマ、選定理由、現状把握、解析、対策、効果確認、標準化、 今後の進め方のステップで行う |
QCDS | quality cost delivery | 品質、コスト、納期、安全のこと |
QC七つ道具 | seven tools for quality control | QC手法の総称①パレート図②チェックシート③特性要因図④散布図⑤ヒストグラム⑥グラフ⑦層別のこと |
グループ・リーダー | group leader | 一つの組織の指導者のこと |
組み立てライン | assembly line | 部品を組み立てて生産する工程のこと |
偶然原因 | accidental error | 品質がばらつく原因で突き止めて取り除くことが困難なやもえない原因のこと |
苦情 | complant | 品質、サービスのついて顧客が持つ不満のこと |
クリーン・ルーム | clean room | ゴミ、チリを可能なかぎり除去した部屋のこと |
群間変動 | variation between subgroup | 群の間のバラツキのこと(σb2 )のこと |
群内変動 | variation within subgroup | 群の内のバラツキのこと(σw2 )のこと |
群わけ | grouping | 測定値をいくつかのグループに分けること |
計数値 | discrete value | 不良品数、欠点数等のように個数を数えて得られる品質特性値のこと |
計測器 | measuring instrument | 数、量、長さ、重さなどをはかる器械のこと |
軽不良 | minor defect | 性能、実用性にほとんど支障を生じないと予測される不良を言う |
計量値 | variable | 連続量として品質特性値 |
KKD | experience, intution and determination | 経験、勘、度胸のこと |
KJ法 | affinity diagram | 親和図法のこと、ブレーン・ストーミングを使用してをだし整理統合しながらアイデアを出す方法 |
欠点 | defect | 規格、仕様から外れている箇所 |
検査 | inspection | 製品を品質判定基準と比較して試験を行い、良品、不良品の判定を下し、またロットの判定基準と比較してロットの合格、不合格の判定を下すこと |
検査規格 | test specification | 製品の目標品質を達成する為に製造の各段階で行うべき検査の基準を定めた標準 |
検査項目 | characteristics to be inspected | 検査の対象となる項目 |
検査個数 | number of items to be inspeced | 検査の対象となる、検査単位の数 |
検査水準 | inspection level | 調整型抜き取り検査において『ロット』の大きさとサンプルの大きさとの関係を決めるもの |
検査ロット | inspection lot | 検査の対象とするロット |
現地スタッフ | local staff | 工場のある国、地方で働いている人のこと |
現状把握 | baseline assessment | 問題の現状(結果系)を色々な角度から情報を得て次の解析のに活かすためのステップ |
限度見本 | boundary sample | 良品又は不良品となる品質の限度を示した見本 |
原価 | cost price | 商品を完成させるまでに消費した財貨および用役を単位当りに計算した価(あたい)。コスト |
源流管理 | sourse control | 品質特性に影響を与える要因を源流に遡って管理すること |
合格 | acceptance | サンプルの試験結果がロット判定基準を満足すると判定した状態 |
効果の確認 | effect confirmation | QCストリーの6番目ステップで対策をとったらその結果を調べ効果を確認すること |
恒久対策 | permanent fix | 不良が再発しないようにするための対策 |
公差 | tolerance | 規程された許容最大値と規程された許容最小値との差 |
校正 | calibration | 標準器などを用いて計測器の表す値とその真値との関係を求める |
工数 | man hour | ある作業を行うのに必要とされる延べ作業時間・仕事量。人数と時間の積で表される |
工場 | factory | 一定の機械を設備、使用して多数の人が継続的に商品の製造や加工に従事する所 |
工程 | production process | 製品の集団を作り出す源泉 |
工程異常 | out of control | 工程が管理状態でないことをいう |
工程解析 | process analysis | 工程における特性と要因との関係を明らかにすること |
工程改善 | process inprovement | 工程能力を調査、研究し改善すること |
2交代制 | 2 shift operations | 2交代制のこと |
工程管理 | process control | 決められた品質、納期、コストを実現できるように工程の能力を維持管理すること |
工程能力指数 | process capability | 安定した工程の持つ特定の成果に対する合理的に達成可能な能力の限界 |
誤差 | error | 測定値から真の値を引いた差 |
故障寿命 | time to failure | 非修理アイテムが使用開始後故障を起こすまでの時間 |
コンベヤ | conveyer | 物を連続的に運搬する機械 |
コンベヤ・システム | conveyer | コンベアを使用して生産するシステムのこと |
5W1H法 | Why Where When Who What How | 何故、何処で、何時、誰が、何を、どのようにをキーワードにして改善策を引き出す方法 |
5S | 整理、清潔、清掃、清潔、躾のこと、現場管理の基本 | |
整理:discard all unnecessary items | ①整理:要、不要なものに区分し不要品を捨てる | |
整頓:organize necessary items for ease of use | ②整頓:必要なものを整った状態にする | |
清掃:clean up your own work area | ③清掃:ゴミ、汚れをなくすこと | |
清潔:maintain a clean environment | ④清潔:清掃された状態を保つこと | |
躾:adhere to existing rules and standards | ⑤躾:決められたことを守るための習慣付けを行うこと | |
コストダウン | cost down | 生産原価を引き下げること |
再検査 | re-inspection | 不合格になった製品について行う検査のこと |
在庫管理 | inventory control | 一定時点での生産者、販売業者の材料、仕掛り品、製品、商品の手持ち量を管理すること |
最小値 | minimum | ある範囲のうちで、最も小さい値のこと |
最大値 | maximum | ある範囲のうちで、最も大きい値のこと |
座金 | washer | ボルトをしめる時、ナットの下に入れる薄い金属板 |
再現実験 | reproducibility testing | 市場、工程で発生した予期せぬ故障に対してそのメカニズムを解析し結果にもとずいて実験室で同じ故障を再現させること |
最終検査 | fanal inspection | できあがった品物が製品として要求事項を満たしているかどうかを判定するために行う検査 |
再発防止 | recurrence prevention | 問題に対する改善を行った場合、二度と同じ原因で問題が発生しないように歯止めを行うこと、恒久対策ともいう |
作業ミス | opretion miss | 誤って決められた手順以外のやり方や別な部品を使用して生産を行うこと |
作業員 | worker | 生産に直接携わって労働者のこと |
作業単価 | operation purchase unit costs | 時間あたりのその仕事に対する経費のこと。通常は時間あたりの工賃のこと |
作業指示票 | operation Instruction sheet | 作業標準に基ずく正しい作業を作業者にわかりやすく指導するための基準となるもの、条件について 標準化したものの総称 |
作業標準 | operetion standard | 安全、品質を確保して効率的な生産ができるように各作業のやり方 |
作業要領書 | operation manual | 作業を正しく、安全に行えるように作業手順を決めこれを工程ごとに書いたもの |
3現主義 | sangen principle | 現場、現物、現実のこと。(site,article,reality)のこと、問題発生時には直ぐに現場へ行き、現物、 現実を把握し原因追及を行い処理を取るやり方 |
残差 | residual | 推定されたモデルに基づく予測値と実現値との差 |
散布図 | scatter diagram | 2変数を横軸、縦軸にとり測定値を打点して作る図 |
サンプリング | sampling | 母集団からサンプルをとること |
三次元測定器 | Three Dimensional Coordinate Measuring Machine | 精密測定器のひとつ |
サンプル | sample | 母集団からその特性を調べる目的をもって取ったもの |
試験 | test | 試料の化学的、物理的特性を測定すること |
自主検査 | self inspection | 製造部門で直接生産に携わっている人が行う品質チェツクのこと工程内検査ともいう |
市場調査 | maketing reserch | 製品に関する買い手の要求動向や要求、市場の大きさ、市場における製品の評価などを調べることである |
仕掛品 | work in process | まだ、完成品になっている工程に半完成品のこと |
システム | system | 所定の業務を遂行するために選定され、互いに連係して作動する一連のアイテム(ハード、ソフト、人間)の組み合わせ。 |
実験計画法 | design of experiments | 特性値が同じ条件下でも一定にならずバラツキを伴う場合に効率的な実験のやり方と 解析を与える方法論。 |
実績 | actual result | 本当の成績のこと |
作業ルール | operation rule | 良い品質の製品を生産するための決められた規則のこと |
失敗コスト | failure cost | 製品仕様に合格しないような材料、製品の不良によって発生する費用のこと |
自働化 | jidouka | 機械設備が異常が生じたらそれらの異常を自ら検知し機械が停止するシステムをいう(トヨタ生産方式のひとつ) |
JIT | just-in-time | ジャスト・イン・タイムのこと、生産工程において必要な材料を、必要な時に、必要な量だけ供給し 在庫を最少にするための方法 |
尺度 | scale | 物の寸法や長さ。また、その度合(目盛り) |
出勤 | go to work | 会社、工場に行くこと |
出荷検査 | delivery inspection | 製品を出荷する前に行う検査 |
寿命試験 | life test | ある規定条件の下でアイテムの寿命に関する試験、寿命の分布特性を知ることを目的とした試験 |
巡回検査 | patrol inspection | 検査員が随時、工程などの立ち入って巡回しながら行う検査 |
仕様書、スペック | techical specificaton | 材料、製品、工具、設備等について要求する特定の形状、構造、寸法、成分、能力、精度等を定めたもの |
ジグ | jig | (英jig「治具」を当てる)機械工作で、部品の加工位置を正確に定め、刃物や工具を正しく 当てるために用いる道具 |
冗長性 | redundancy | 規定の機能を遂行するための構成要素、又は手段を余分に付加し、その一部が故障しても上位 アイテムは故障しないシステム |
上限規格 | specification with upper limit | 製品規格の上限値、これを超えることは製品仕様を満たしていないこととなり、規格外れということになる |
説明書 マニュアル | manual | 内容、理由、意義などを、よくわかるように述べている書類 |
条件 | condition | 物事が実現するのに必要な事柄 |
定盤 | sarfaceplate | 機械加工で、被加工物の測定などに用いる工具 |
消費者危険 | consumer’s risk | 不合格したい特定の品質(p1)の検査ロットが抜き取り検査で合格する確率、通常これをβで表す(普通β=0.1) |
初期流動管理 | initial quality assurance system | 新製品の量産開始までに品質を確保し消費者に納入するため生産準備段階から量産開始後の 一定期間まで行う、一連の品質管理活動 |
初期故障 | initial failure | 使用開始後の比較的早い時期に設計、製造上の欠点で、使用環境との不適合となどによって起きる故障 |
情報 | information | 事柄の内容、様子。また、その知らせ |
信頼性 | reliability | アイテムが与えられた条件で一定の期間中、要求された機能を果たすことができる性質 |
NC数値制御 | numerical control | 工作物に対する工具の位置をそれに対応する数値情報で指令する制御 |
水準 | level | あるものの能力を考える時のもとになる程度 |
スケジュール | schedule | 仕事・議事・旅行などの日々の予定 |
図面 | drawing | 建築、機械などの構造・設計を示した図 |
寸法 | measure of /a size | 基準とする、または基準になっている長さ。また、長短の度合 |
ものさし | ruler | 長さを測定する計器のこと |
推定 | estimation | 未知の集団(母集団)から取り出した見本(標本)をもとに、母集団の平均や分散をおしはかること |
据付け | installation | 取り付け、装着すること |
正確さ | accuacy | 真の値からのかたよりの程度 |
正規分布 | narmal distribution | 釣鐘型で左右対称な分布のこと、平均値と分散によって定まる。 μ±σ:68.27% μ±2σ:95.45% μ±3σ:99.73% |
製造 | production | 原料を加工して製品にすること |
生産者危険 | producer’s risk | 合格としたい特定の品質(po)の検査ロットが抜取検査で不合格となる確率、通常これをαで表す(普通α=0.05) |
生産管理 | production control | 生産に必要な生産要素の諸活動を計画化し、統制および調整をすること |
生産高 | out put | 生産して完成した数量のこと |
生産額 | production amount | 生産してできた製品の合計金額 |
生産ライン | production line | 製品を製造するコンベアーを使用した工程のこと |
生産保全(PM) | productive maintenace | 設備の生産性を高める最も経済的な保全のこと |
生産会議 | production meeting | 生産計画を検討、決定するための集まり |
生産現場 | production job site | 実際に製品を製造している場所 |
製造品質 | quality of conformance | 設計品質を狙って製造した製品の実際の品質、できばえの品質 |
製造物責任 PL | product liability | 欠陥のある製品を使用して使用者が損害を被った際に製造業者が追うべき賠償責任のこと |
精度 | precision | 測定値のばらつきの程度、ばらつきが小さいほうがより精度が |
製品規格 | product specification | 目的との合致性を確保するために製品または製品群が満たさなければならない要求事項について 規定する規格 |
製品検査 | product inspection | 完成品が製品規格を満たし目標品質を確保しているかどうかを判定するための検査 |
精密さ | precision | ばらつきの小さい程度 |
是正処置 | corrective action | 異常が発生した際にその原因を突き止め、対策すること |
設備稼働率 | equipment utilization | 機械、設備の実際に動いている能率のこと |
設計品質 | quality of design | 製造の目標として狙った品質、狙いの品質ともいう |
ZD運動 | zero defects program | ZD(zero defects 無欠点)を目指した良品100%運動のこと |
設備稼働率 | equipment utilization | 機械、設備の実際に動いている能率のこと |
設計品質 | quality of design | 製造の目標として狙った品質、狙いの品質ともいう |
セル生産方式 | cellular manufacturing | ひとりで部品を組立てて製品を生産する方式、多品種少量生産に向いている |
全社的品質管理 | cmpany -wide quality | TQCのこと |
全数検査 | 100% inspection | 検査ロットのすべてを検査すること |
装置 | equipment | 機械・道具・設備などをそなえつけること、しかけをすること。こしらえ、また、そのしかけや設備 |
増産計画 | increased yield plan | 製品の生産量を増やす為の計画 |
騒音計 | niise meter | ノイズ、音の量を測定する計器 |
相関 | correlation | 2変数間の直線的な共変関係、一方の変数が増加すると他方が増加する時は正の相関が あるといい、逆の場合は負の相関があるという |
層別 | stratifiation | 母集団をいつかの層に分けること。分け方としては作業者、原材料、時間別等にわけデーター解析を わかりやすくする為に行う |
測定 | measurement | ある量を基準として用いる量と比較し、数値又は符号を用いて表すこと |
測定誤差 | mesurement error | サンプルによって求められる値と真の値との差のうち、測定によって生じる部分 |
損失 | loss | 利益を失うこと |
第一種の誤り | error of the first kind | あわて者の誤りのこと、仮説Hoが正しいのにHoを捨てる誤り、通常αで表す例としては抜き取り 検査で母集団は合格なのに試料判定で不合格と判定した場合の誤り |
台帳 | register | ある事柄を記録する大本となる帳簿。原簿 |
棚卸 | stocktaking | 在庫原材料、製品、商品などの残存量、種類、品質などを調査し、その価額を評価すること |
体質改善 | improvement of one’s constitution | 中身を改良してそのもの自身のシステム、構造を良くすること |
多能工 | versatility worker | いくつもの作業、仕事ができる作業者のこと |
ダイヤル・ゲージ | dial gage | 長さの測定器の一つ。スピンドルまたは触針の変位量を、ラックとピニオンで目盛円板上の指針の 回転角に変換する |
台車 | ca r t | 荷物を運ぶ運搬用の車 |
第二種の誤り | error of the second kind | ぼんやり者の誤りの事、仮説Hoが正しくないとき、Hoを捨てない誤り、通常βで表す、例といて抜き取り検査で母集団が不合格なのに試料判定で合格と判定した場合判定した場合の誤り |
田口メソッド | Taguchi’s method | 品質特性のばらつきによる損失をできるだけ小さくする為の方法論、田口玄一氏によって開発された |
立会い検査 | on the spot inspeciton | 発注元の検査員が発注先の工場へ出張して発注先の責任者の立会いのもとで行う受け入れ検査のこと |
多品種少量生産 | multi-product and | たくさんの種類の製品を少ロットで生産し消費者の要望に応えるための生産 |
チェツクシート | check sheet | 簡単なマークを記入することにより漏れがなくデータが容易にとれるように合理的に設計されたシートのこと |
致命欠点 | critical deect | 安全上問題がある不良や製品の基本機能に重大な影響を及ぼす不良のこと |
調整 | adjust | 設備、機械の条件を変更して最適な状態にすること |
直接材料費 | direct materials cost | 製品の製造に伴って直接発生する素材費、原料費(中間製品を含む。)、部品費等の主要材料費 |
中央値 | median | メジアンのこと |
注文書 | order card | 品種・数量・価格など、あつらえの希望や条件を書きつけた書状 |
中心線 | central line | 平均値をあわらした線 |
提案 | proposal | 案を提出すること。また、その案 |
手入れ | repair | 機械、設備などを最良の状態にすること |
テスト | test | 実際の使用条件に近い状態で試すこと |
手直し | revamp | 不良品を修理、点検して良品に仕上げること |
TQC | total quality control | 総合品質管理のこと。企業運営を効率的に実施するために方針を立て販売から設計、製造まで 全部門が協力して行う品質管理をいう |
TPM | total productive maintenance | 全員参加のPM(生産保全)の略 |
デザインレビュー | design review | 新製品の開発段階において設計のみならず製造、品質管理部門等が集まり予想させる問題点、 改善点等について検討し設計段階で問題点を可能な限り対策するための手法 |
データー | data | ある目的に対して推測の基礎となる事実やその事実に基づいて整理した判断材料 |
デバッキング | 初期不良を軽減するために使用開始前にエージングを行い欠点を検出、除去すること | |
デミング・サイクル | Demming cycle | デミング(W.E Demming)が示した品質管理サークルのこと、PLAN、DO、CHECK、ACTIONのこと |
統計的品質管理 | statistical quality control | 品質管理において統計的方法を用いる部分をいう、具体的には度数分布、実験計画、相関分析等である |
特性要因図 | cause and effect deployment | 特性と要因の因果関係を系統的に表示した図 |
回路計 | tester | テスターのこと、電圧、電流、抵抗を測定する計器 |
特採 | off special acceptance | 特別採用の略、規格はずれ製品を条件付きで使用すること |
度数分布 | frequency distribution | 測定値の中に同じ値が繰り返し現れる場合各値の出現度数を並べたもの |
突発不良 | sporadic defect | 突発的に短期間発生する不良 |
トップダウン | top down | 企業のTOPが意思決定をして、その指示に従って組織が行動を起こす行動パーターンのこと |
ドライバー | screwdriver | ネジを回すための道具 |
トヨタ生産方式 | Toyota production system | トヨタ自動車が生み出した生産方式。JITと自働化が有名である |
流れ作業 | assembly line | コンベアー等を使用して作業をおこなうこと |
日常管理 | daily management | 日常業務を効率的に行うための活動 |
ニッパー | nippers | ペンチの一種。主に、電線の切断を行うための工具 |
抜き取り | sampling | サンプリングのこと |
抜き取り検査 | sampling inspection | 検査ロットからあらかじめ定められた抜き取り検査方式にしたがってサンプルを抜き取って試験し その結果をロット判定基準と比較してそのロットの合格、不合格を判定する検査 |
ねらいの品質 | quality of design | 設計品質のこと |
ノギス | calipers | スケールの一端の顎と、スケール上を移動できる顎との間に測定物を挟み長さを0.05ミリ単位 まで測定できる精密測定具 |
ネジ | screw | 物をしめつけるのに用いる、螺旋状の溝のあるもの |
ハイトゲージ | hight gage | 製品、不品の高さを測定する為の計器 |
破壊検査 | destructive inspection | 製品を破壊してその強度を把握するための検査 |
バスタブ曲線 | buth-tub-curve | 製品及びシステムの故障率のパターンを表す曲線 |
初物検査 | original inspedction | 生産工程において製造条件(作業者、設備、材料)が変更された場合に最初の製品ロットに行われる 検査のこと |
ばらつき | dispersion | 測定値の大きさがそろっていないこと、または不揃いの程度 |
パレート図 | Pareto diagram | 項目別に層別して出現度数の大きさの順に並べるとともに累積和を示した図 |
半完製品 | semifiished goods | 未完成品のこと |
判定基準 | criterion | 検査においてロットの合格、不合格や個々の品質の良否を判定するための基準 |
PM分析 | PM analysis | 慢性不良、故障を低減するために現象を物理的に解析しそのメカニズムを解明する分析方法 |
ヒストグラム | histogram | 測定値の存在する範囲をいくつかの区間に分けた場合、各区間を底辺としその区間に属する 測定値の出現度数に比例する面積をもつ柱を並べた図のこと |
ピッチタイム | pitch time | 同じことを繰り返したり、また一定の間隔で事を行ったりする場合、その時間をいう |
ピンゲージ | pin gage | 穴及び棒の測定をする時に使用するもの |
ひずみ | skewness | 度数分布図が左右対称でなくどちらかに偏っている時、その度合い |
PDPC図 | process decision program chart | 事態の進展とともに色々な結果が予想される問題について事前に考えられる結果を予測して 望ましい結果に導くための手法 |
非破壊検査 | nondestructive inspection | 破壊を伴わない検査 |
標準 | standard | 手順、方法などを無駄なく、正確におこなわれるようにするために考えられた取り決めのこと |
評価 | evaluation | 品物、対策等についてその価値を決めること |
標準偏差 | standard deviation | 統計データや確率変数の値の散らばりの度合を示す数値の一つ。分散の平方根のうち負で ないものをいい、ふつうσ(シグマ)で表す |
品質 | quality | 品物又はサービスが使用目的を満たしているかどうかを決定するための評価の対象となる 固有の性質、性能の全体 |
ppm | parts per million | 100万分の1を表す単位(10-6) |
品質管理 | quality control | 買い手の要求に合った品質の品物またはサービスを経済的に作りだすための手段の体系 |
品質計画 | quality plan | 品質改善を行う為の計画 |
品質工学 | quality engineering | 機能品質の評価方法と改善に関する工学で田口玄一氏によって体系された |
品質コスト | quality cost | 予防コスト、評価コスト、失敗コストなどのように品質に関連する費用のこと |
品質水準 | quality level | 品質の良さの程度 |
品質機能展開図(QFD) | quality function deployment | 市場の要求を円滑に技術分野に伝達するための総合的品質管理の手法で、設計に携わる様々な人 (市場調査・設計・製造等)が用いる言葉の対応関係およびその強さをマトリックスとして表現する ことにより異なる部門間の情報伝達の評価を行なう |
品質特性 | quality characteristic | 品質評価の対象となる性質、性能のこと |
品質判定基準 | quality criterion | 試験した結果について欠点と判定するための基準 |
品質方針 | quality policies | 企業の経営者が品質及び品質管理に関する基本的な考え方を明示する方針 |
品質保証 | quality assurance | 消費者の要求する品質が十分に満たされたいることを保証する為に生産者が行う体系的活動 |
品質目標 | quality objectives | 企業の品質方針にもとずき達成すべき目標を明確にしたもの |
品質要素 | quality element | 品質を構成する要素 |
付加価値 | added value | 本来の機能、価値により優れた機能、価値を付け加えること |
ファクト・コントロール | fact control | 事実に基ずく管理のこと |
VE(VA) | value engineering | 価値分析のこと |
フィードバック | feedback | 仕事や物の流れにおいて後工程での処理結果の内容を情報として前工程へ提供すること |
フェイルセーフ | fail safe | 製品およびシステムが故障が生じてもその機能が失われても安全が確保できるように設計すること |
不合格 | rejection | サンプルの試験結果がロット判定基準を満足しないと判定した状態 |
歩留まり | yield | 製造ラインで生産される製品から、不良製品を引いたものの割合。不良発生率が高い場合は 「歩留まりが低い」といい、逆に不良発生率が低い場合は「歩留まりが高い」という |
不良個数 | number of defectives | 不良品の個数のこと |
部品 | Parts | 製品の一部となる品 |
フローチャート | flow chart | 作業の手順を図式化したもの。作業の各段階を書き込んだ四角形や円などを線でつないで作る |
不良品 | defective | 品質安定基準に適合しない検査単位のこと |
不良率 | fraction defective | 品物の全数に対する不良品の比率のこと |
フールプルーフ | fool proof | 作業者の過失を防止するための工夫 |
ブレーンストーミング | brain storming | 集団による自由連想法のこと |
分散 | variance | 統計データの散らばりの度合を表す数値の一つ。各数値とデータの平均値との差の平方の平均値 |
分散分析 | analysis of variance | 測定値全体の分散をいくつかの要因効果に対する分散とその残りの誤差分散に分けて検定、推定をおこなう方法 |
平均値 | mean,average | いくつかの数または量の中間の値を持つ数または量の値 |
返品 | returned goods | 不良品を製造元に返却すること |
ポカミス | careless miss | 作業者の犯すミスの内、忘れ、ぼんやり、うっかり等の原因で発生するミスのこと |
母集団 | population | 統計調査の対象となる事物の集団、標本を抽出するもとの全体の集団 |
保全 | maintenance | 保護して安全であるようにすること |
保全性 | maintainability | アイテムの保全が与えられた条件において規定の期間内に終了する性質 |
ボトムアップ | bottom up | 下位(現場)の意見を吸い上げてその情報に基づいてトップが意思決定する方法 |
マニュアル | manual | 作業方法、使用法等をわかりやすく説明した資料 |
慢性不良 | chronic | 長期間にわたって慢性的に発生している不良 |
未然防止 | prevention | 好ましくない事態が発生しないようにあらかじめ手を打つこと |
見本 | sample | 全体の質や状態などを知らせるために、その一部、またはその物を |
ムダ取り | eliminated uselessness | 不必要なものを排除すること |
無検査 | acceptance without inspection | 無試験検査のこと |
メジアン | median | 測定値を大きさの順に並べたとき、ちょうどその中央に当たるひとつ |
銘柄 | brand | ブランドのこと、商品の生産、加工、証明、譲渡などを業とする者が、その商品について |
マニュアル | manual | 作業方法、使用法等をわかりやすく説明した資料 |
慢性不良 | chronic | 長期間にわたって慢性的に発生している不良 |
目で見る管理 | visual control | 工程の状態把握及び作業ミスを防止するために視覚による工夫 |
マイクロメーター | micrometer | ねじを用いた長さ測定器で、固定ナットの中で雄ねじとなっている |
モチベーション | motivation | 所期の目的を達成するように人々の活動を刺激すること |
ユーザーニーズ | user needs | 広い意味での顧客の要求 |
ユーザー満足度 | customer satisfaction | 製品やサービスに対する顧客の満足度の違い |
UCL | upper control limit | 管理図での上方管理限界のこと |
要因 | factor | 特性に影響する原因をいう |
要求仕様 | required specifications | 顧客が製品に対して要求する内容の明細 |
予防コスト | prevention cost | 最初から不良が発生したようにする為の費用 |
予防保全 PM | preventive maintenance | 設備が故障を発生する前に計画的に保全をすること |
4M | 4M | 生産工程における4要素、人(man)設備(machine)、材料(material)、方法(method) |
ランダム・サンプリング | random sampling | 母集団から標本を抽出する際、かたよりを防ぐために、くじ引きや乱数表などによって機械的に抽出する方法 |
ライン編成 | line arrangement | 新製品及び改善のために生産工程のレイアウトを変更すること |
リードタイム | lead time | 製品の発注から納品までの期間。調達期間 |
ランニング・コスト | ranning cost | 設備を維持する人件費や経費などを総称してランニング・コストという |
リコール制度 | recall system | 販売した製品が市場にて重大な不良が発生際にメーカーが行う製品回収、修理をいう |
量産試作 | production trial | 新製品の量産に入る前に行う試作のこと |
良品 | non-defective | 品質判定基準に適合する検査単位 |
レイアウト | layout | 設備、機械を効率的に配置すること |
レーダーチャート | radar chart | いくつかの項目間のバランスを見る為の多角形グラフのこと |
劣化故障 | graual failure | 特性が次第に劣化し事前の検査によって予知できる故障 |
レンジ | range | 範囲のこと |
ロット | lot | 等しい条件の下で生産され、または生産されたと思われる品物の集まり |
ロットの処置 | disposal of lot | 合格または不合格となった検査ロットにたいしてあらかじめ定められ |
労働時間 | work-time | 労働者が使用者のもとで労働する時間 |